第1回永井隆平和記念・長崎賞 受賞者プロフィール

秋月 辰一郎

秋月 辰一郎

● 主な経歴

大正5年1月3日長崎市万才町にて出生。
昭和15年3月京都帝国大学医学部卒業
昭和15年6月~16年4月長崎医科大学物理的療法科助手(部長 永井隆助教授)
昭和16年6月~19年7月高原内科医院勤務
昭和19年8月~23年3月浦上第一病院医長(現、聖フランシスコ病院)
昭和24年6月長崎県北高来郡湯江町にて自宅開業
昭和26年12月湯江町立診療所勤務
昭和27年4月聖フランシスコ病院医長
昭和60年1月~現在同病院顧問

● 受 賞

昭和43年11月日本医師会最高優功賞
昭和47年4月第6回吉川英治文化社会賞
昭和47年11月長崎県民表彰
昭和51年4月長崎市市政功労表賞
昭和60年2月ローマ法王庁聖シルベステル勲章
平成6年5月勲四等瑞宝章

● 主な活動歴

昭和41年「長崎原爆記」を出版して、被爆直後の浦上第一病院における被爆者医療の実態と人々の生きざまを描写して広くわが国の人々に衝撃を与えた。後に英訳され欧米の 人々にも多大な感銘を与えた。
また、個々の原爆被爆者の医療にとどまらず、被爆行政や核兵器廃絶運動等にも積極的に参加している。これまで(財)長崎原子爆弾被爆者対策協議会評議委員、長崎原爆資料協議会委員、平和宣言文起草委員会委員、長崎証言の会会長、如己の会会長、(財)長崎平和推進協会理事長、核戦争防止国際医師会議長崎支部顧問等の役職に就くなど原爆関係の各方面にわたって大いに貢献した。