医師等受入研修・派遣の応募要領
事業の目的
長崎・ヒバクシャ医療国際協力会(NASHIM)では、長崎が蓄積した原爆被爆者治療の実績及び放射線障害に関する調査研究の成果を活かして、放射線被曝者の治療・健康管理にあたっている世界各地の医療従事者等に対する指導、技術支援、医療情報の提供を行うために、医師等の受入研修事業及び専門医師等の派遣事業を行います。
事業内容
受入研修・派遣独自事業
医師等受入研修又は専門医等派遣申請のうち、協力会が特に必要であると認めたものについては、協力会独自で医師等の受入研修・派遣を行います。
共同事業
国及びその他の関係機関と共同で、医師等の受入研修・派遣を行います。
受入研修・派遣窓口調整事業
海外からの医師等の研修受入や海外への専門医師等の派遣申請に基づいて、関係機関相互の連絡調整を行い、効率的な研修を行います。
対象要件
医師等の受入研修・専門医師等派遣事業の対象は、次の要件が必要です。
- 原則として、国際機関、外国政府、外国地方政府又は医師会等これらに準ずる公的機関から、日本国内の公的機関を経由して申し込まれたものであること。
- 医師等受入研修の場合
- 研修を受ける者が、放射線被曝者の医療・健康管理等に従事する医師等であること。
- 長期研修(2週間以上)を希望する医師等にあっては、研修を効率的、かつ、円滑に受けられる英語能力を有する者であること。
- 研修の目的が、放射線被曝者の医療・健康管理等に関する知識技術の習得を主とするものであること。
- 医師等派遣の場合は、その目的が、派遣先における放射線被曝者の医療・健康管理等に対する技術研修を主とするものであること。
申請手続
- 医師等受入研修については、「放射線被曝者医療に関する受入研修申請書」に必要事項を記載の上、申し込んでください。
- 医師等派遣については、「放射線被曝者医療に関する専門医師等派遣申請書」に必要事項を記載の上、申し込んでください。
- 原則として、毎年9月30日までに申請があったものについて、翌年度事業の受入研修・派遣の検討対象とします。
医師等受入研修の費用負担
- 協力会が受入研修独自事業として実施する場合の費用については、次に掲げるものについて、関係機関と協議して、必要と認める金額を協力会において負担します。
- 航空運賃、支度料、滞在費、国内旅費、研修旅費、書籍料、資料別送料
- 協力会が共同事業として実施する場合の費用については、相手方と協議の上、協力会の負担する額を決定します。
- 協力会が窓口調整事業として実施する場合は、協力会は原則として費用は負担しません。
専門医師等派遣の費用負担
- 協力会が派遣独自事業として実施する場合の費用については、次に掲げるものについて、関係機関等と協議して必要と認める額を協力会において負担します。
- 航空運賃、支度料、滞在費、国内旅費、研修旅費、書籍料、資料別送料