長崎・ヒバクシャ医療国際協力会(NASHIM):アーカイブ

2010アーカイブ:事業実施状況

1.研修者受入事業

(独自受入事業)

◆研修者の独自受入れ-A(チェルノブイリ・カザフ:6名)
  1. 医師等の受入研修(チェルノブイリ・カザフ関係)
    ロシア連邦、ベラルーシ共和国、ウクライナ共和国、カザフスタン共和国の4カ国でチェルノブイリ原発事故や核実験による被災者の医療活動に従事している医師等を長崎に招き、研修を行った。

   期間:7月21日~8月27日(38日間)

   研修者及び研修担当者

  1. Rumyantseva Uliana(ルミャンツェワ ウリヤーナ)
    オブニンスク放射線医学研究所(ロシア) 放射線科上級研究者 内分泌学
  2. Bazyka Kostiantyn(バジィカ コスタンチン)
    ウクライナ医学アカデミー放射線医学研究所 若手研究者 循環器科
  3. Biahun Volha(ビャグン オルガ)
    ベラルーシ卒後医学教育アカデミー 社会人大学院生 眼科 
  4. Sitnikov Valery(シトニコフ ワレーリー)
    ゴメリ医科大学(ベラルーシ) 副学長 耳鼻科
  5. Ashimkhanova Aiymkul(エシムハーノワ アイムクリ)
    国立カザフスタン医科大学 大学院生 消化器科     
  6. Syzdykbayev Marat(スィズディクバーエフ マラット)
    セミパラチンスク医科大学(カザフスタン) 医師 小児気管支鏡検査
◆研修者の独自受入れ-B(ベラルーシ、ゴメリ:4名)

  ベラルーシ医科大学、ゴメリ医科大学から学生等を長崎に招き、被爆者医療の研修を行った。

  期間:8月2日~8月12日

  1. Kalisnichenka Alena(カリスニチェンカ エレーナ)
    ベラルーシ医科大学
  2. Kulikouskaya Natallia (クリコーフスカヤ ナターリア)
    ベラルーシ医科大学
  3. Kazlouskaya Tatsiana(カズローフスカヤ タチアナ)
    ゴメリ医科大学
  4. Roudenok Vasili(ルデノク ワシーリー)
    ベラルーシ医科大学 副学長
◆研修者の独自受入れ-C(韓国10名)※10/10国庫事業

  韓国における被爆者に対する医療の充実のため、韓国から医師や事務職員等を招聘して被爆者医療研修を行った。(2回実施。)

  1. 医師等の受入研修(在韓国被爆者関係・第1回目)
    期 間:医療職(3名):11月14日~11月20日(7日間)
    事務職(2名):11月14日~11月18日(5日間)

    研修者:

  1. 丁 恩晧(チョン ウンホ)
    ソウル赤十字病院・医師・内科
  2. 李 宗錫(イ ジョンソク)
    居昌(コチャン)赤十字病院・医師・内科
  3. 李 峻浩(イ ジュンホ)
    東義(トンイ)医療院・医師・内科
  4. 呉 明恵(オ ミョンヘ)
    大韓赤十字社特殊福祉事業所・事務職
  5. 崔 小娘(チェ ソナン)
    大韓赤十字社特殊福祉事業所・事務職
  1. 医師等の受入研修(在韓国被爆者関係・第2回目)
    期 間:医療職(4名):2月20日~2月26日(7日間)
    事務職(1名):2月20日~2月24日(5日間)

研修者:

  1. 李 宇鎮(イ ウジン)
    ソウル赤十字行院・医師・整形外科 
  2. 金 永植(キム ヨンシク)
    釜山医療院・医師・外科
  3. 金 成春(キム ソンチュン)
    慶尚大学病院・医師・応急医学科
  4. 金 辰泰(キム ジンテ)
    陜川病院・医師・神経科
  5. 金 忠洙(キム チュンス)
    大韓赤十字社特殊福祉事業所・事務職

2.専門家派遣事業

◆専門家の派遣-A
  1. カザフスタン共和国
    今までに研修を受けた医師・専門家のフォローアップや関係機関との交流、医療セミナー等を行った。

    期間:8月24日~9月1日(9日間)
    派遣者:長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 原研細胞 特任教授 柴田義貞
         長崎県原爆被爆者援護課 課長補佐 栗須光子

    訪問先:カザフスタン国立医科大学、セミパラチンスク医科大学、セミパラチンスクがんセンターほか。

◆専門家の派遣-B  ※10/10国庫事業
  1. 韓国
    改正された被爆者援護法附則に「国外からの原爆症認定申請を検討すること」と記載されていることから、韓国医師に原爆症認定申請に必要な書類の記載方法を指導し、被爆者医療に関する意見交換を行った。

   ①期間:10月7日~10月8日(2日間)
    派遣者:長崎大学病院 准教授 大津留晶
         長崎県原爆被爆者援護課 主事 田添陽子

    訪問先:釜山医療院、東義(トンイ)医療院

   

3.普及啓発事業

◆出前出張講座の開催

  NASHIMが行っているヒバクシャ医療国際協力や放射線被ばく医療等について、長崎の小中学校等で講座を実施することにより、生徒たちの科学や医療への興味・関心を促し、放射線医療科学を通じた国際貢献等に寄与する後継者の育成に繋げると同時に、市民へNASHIMの活動を周知し、理解を得ることを目的として、今年度は8回実施し、合計583名の受講者があった。

  1. 実施日:6月9日
    受講者:長崎市立日見小学校 5年生 87名
    講師:長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授  三根 真理子
    テーマ:原爆直後の救護活動と調査

  2. 実施日:6月25日
    受講者:長崎市立西浦上小学校 5年生120名
    講師:長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授  三根 真理子
    テーマ:原爆直後の救護活動と調査

  3. 実施日:6月28日
    受講者:長崎市立滑石中学校 2年生 80名
    講師:長崎大学病院 永井隆記念国際ヒバクシャ医療センター 准教授  大津留 晶
    テーマ:在南米・在韓国被爆者 海を渡った被爆者

  4. 実施日:7月8日
    受講者:長崎市立滑石中学校 2年生 80名
    講師:長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授  三根 真理子
    テーマ:原爆直後の救護活動と調査

  5. 実施日:7月9日
    受講者:長崎市立福田中学校 3年生 94名
    講師:長崎大学先導生命科学研究支援センター 教授  松田 尚樹
    テーマ:放射線・紫外線とわたしたちの健康

  6. 実施日:8月21日
    受講者:平和案内人 40名
    講師:長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 科長  山下 俊一
    テーマ:被爆者医療とチェルノブイリ

  7. 実施日:12月14日
    受講者:平和案内人 44名
    講師:長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 准教授  三根 真理子
    テーマ:原爆直後の救護活動と調査

  8. 実施日:1月15日
    受講者:長崎市青少年ピースボランティア 38名
    講師:長崎大学先導生命科学研究支援センター 教授  松田 尚樹
◆外国人記者からのインタビュー
  1. 実施日:3月18日(金)
    受講者:外国人記者10名
    「軍縮・不拡散教育グローバル・フォーラム」
    (財)フォーリン・プレスセンター(担当:石川)
    対応者:長崎大学大学院 教授 高村 昇
◆講演会の開催

  市・県民に対して、ヒバクシャ医療や放射線に対する正しい知識を普及し、ヒバクシャ医療に関する国際協力の意義と必要性を啓発するための講演会を開催した。

   実施時期:8月6日(金) 
   場所:国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 交流ラウンジ
   内容:ベラルーシ共和国からの研修生紹介と長崎市民との交流会、ビデオ報告 ~チェルノブイリの現状~
   参加者:40名

◆東京シンポジウムの開催

  チェルノブイリ・カザフスタン関係諸国の職員などを招き、ナシム事業の周知とPRを行った。
   実施日:12月18日(土)14時~16時30分
   場所:東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル10階
   講演者:鎌田 實(日本チェルノブイリ連帯基金 理事長)、山下俊一 教授
   司会:高村 昇 教授
   参加者:180名   

◆活動PR及び情報の発信

  活動の報告や、ヒバクシャ医療についての情報を発信することにより、広く一般市民にもナシムの活動やヒバクシャ医療に関する情報を周知し、理解を深めてもらう。

  1. 機関誌NASHIM第29号の発刊(10月20日発行、2千部)
    活動報告書やヒバクシャ医療に関する情報を掲載し、配布した。

    (内容) 
    ①チェルノブイリ・カザフスタン関連国医師への研修
    ②ベラルーシ、ゴメリ医科大生への研修
    ③核兵器禁止平和建設国民会議から助成金の寄付
    ④東京シンポジウムの案内

  2. ホームページの充実
    ナシムの活動紹介、講演会等開催のお知らせや機関誌を掲載するなど随時更新を行った。
    ①出前講座の募集
    ②チェルノブイリ・カザフスタン関連国医師の来崎
    ③         〃         祈念式典参加
    ④カザフスタン共和国への派遣
    ⑤東京シンポジウム開催案内
    ⑥機関誌「NASHIM」第29号掲載
    ⑦出前講座(青少年ピースボランティア)
    ⑧「人間と原子」翻訳本

4.出版事業

◆普及啓発図書の出版「21世紀のヒバクシャ」

  ナシムの活動を踏まえながら、今問題となっている原爆及び放射線についての書籍を出版する。(長崎新聞社から出版)

    執筆者:柴田義貞、山下俊一、高村 昇、宮崎泰司、中島正洋、陶山昭彦
         中根秀之、大津留晶、三根真理子、熊谷敦史

 

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